これでうまくなれるタイピングの練習法
こんにちは壁紙です.
道具で比較したとき,高校と大学の違いって何でしょうか?
一番大きな違いは,やはりPCを使うようになることではないでしょうか.
しかし,PCの使い方は高校ではあまり習わないのが実情です.
そのためか,PCに苦手意識をもっている人も多いようです.
特にそういう人を困らせているのが,タイピングです.
でもちゃんと練習したこともないから,どういうふうに練習すればいいのかわからない・・・という人は多いと思います.
そこで,今回はタイピングの上達法を伝授します.
なぜタイピングが必要か.
大学―――特に理系の大学だとPCを使う機会は本当に多いです.
プログラミング実習がある授業はもちろん,英語の授業でもスピーチを書いたりします.
だから,PCを自分の手足のように使いこなせることは必須です.
メールの設定を自分でやったり,Wordを使いこなせることももちろんスキルとして大事ですが,タイピングはどんなシチュエーションでも重要なスキルです.
キーボードを全く見ないでタイピングすることをタッチタイピングといいます.
タッチタイピングをするメリットは様々ですが,画面で今入力している内容を確認しながらキーボード操作ができるので,仮に入力ミスをしてもすぐに修正ができます.
また入力に意識がとらわれないので,キーボードを打ちながら次に入力する内容を考えることもできます.
ここでの目標は,タッチタイピングを完璧にマスターすることです.
Column タッチタイピングを習得するにはどれくらいかかる??
―――これはひとえに入力量に左右されますが,私の場合はタッチタイピングが「一応」できるようになるまで1週間,スムーズに操作できるようになるまで1ヶ月くらいでした.練習ペースなどは後述しますが,張り切って週1日やるよりは息抜きで毎日やるほうが長続きしますし,上達も早くなると思います.
キーボードを知ろう
手元にPCはありますか?
改めてキーボードを見るとアルファベットが無秩序に並んでいるように見えます.
ですが流通しているPCのほとんどはQWERTY(クウォーティー)といって,アルファベット列の一番上が名前の通り「qwerty」になっています.
他にもAZERTYやDvorakなどのタイプがありますが,ほとんど流通していません.
もう少し詳しくキーボードを見てみましょう.
FキーとJキーに突起があるのがわかりますか?
これはホームポジションと言って,タッチタイピングをするにあたって重要な目印です.
タッチタイピングではキーボードには視線を移さないで入力するので,一文字打つごとにこの目印をもとにホームポジションに両人差し指を戻してタイピングをします.
だから間違っても削り取ったりしないでくださいね...?
タイピング上達の近道とは??
タイピングは一朝一夕ではなかなか上達しません.
耳が痛い話ですが,うまくなるにはそれなりに時間がかかります.
ですが,一旦タッチタイピングを習得すれば,日常の文書入力も練習になるので長続きします.
私がタッチタイピングを習得するときに一番重要だと感じたのは,楽しく続けられるかどうかです.
最初はどうしても単調な練習が続きがちで飽きやすいです.
しかし,別に無理に毎日1時間も練習する必要はありません.
1日5分でもいいから毎日続けていけば必ず上達します.
タイピング練習サイトを使ってみる
いきなり練習といわれても何をすればいいのか分からないですよね…。
そこでタイピング練習サイトを使ってみましょう。
ネットにはいろいろなタイピング練習サイトがあって,私はこのサイトをよく使っています.他には有名どころだと寿司打というサイトもありますが、こちらは少々難易度が高いので初期の練習には難しすぎるかも。
eタイピングはアルファベットの位置確認ができる練習メニューから長文の練習メニューまで揃っています.なので上達していってもずっと使っていけるサイトです.
またユーザー登録ができて,自分のタイピングスコア変化を可視化できるので非常にオススメ.ぜひ登録してみてください.
タッチタイピングを始める
eタイピングのサイト右側にある「練習メニュー」から,基礎練習を選んでみましょう.
ここではアルファベットを一文字ずつ打つ練習ができます.
列ごとに文字を練習するメニューもありますが,おすすめはミニテストをやり込むことです.まんべんなく配置を覚えることができるようになります.
ミニテストで苦手意識があるキーがわかってきたら,列ごとの練習などで指をなじませていきましょう.
このとき,一番大事にしてほしいのは,とにかくキーボードを見ないこと!
最初はいくら時間がかかっても大丈夫です.ゆっくり覚えていきましょう.
疲れたり飽きたりしたら別のレベルの練習を少しやってみたり,休むことも大事です.
練習しよう
ここからはレベル別です.自分のレベルにあった練習メニューを選んでやってみてください.選んだレベルが難しいと感じたら躊躇せず一個前のレベルに戻ってみましょう.とにかく自分のペース・レベルが大事.
レベル2:位置は覚えられてきた!
一文字ずつの練習が一通り終わったら次に進みます.
「練習メニュー」から,「基本練習」を選んでみましょう.
今度は日本語の練習です.母音なら1文字,子音を含むなら2文字以上打つのでさっきより少し難易度が上がります.
ここでも最優先にしてほしいのはキーボードを見ないことです.
目ではなく指で覚えましょう!!
レベル3:ひらがなマスター
レベル2でひらがなを打つのに慣れてきたら今度は単語練習です.
「練習メニュー」から,「応用練習」に入ります.
このレベルでマスターしてほしいのは,「短文練習」です.
レベル3になっても大事にすることは同じで,目は画面に釘付けにしましょう.
最初は時間がかかってもいいですが,慣れてきたらリズムよく単語を入力できるように繰り返し練習してみてください.
次のレベルからは
レベル4:短い単語・文章は完璧
単語や短い文章をマスターできたらより実践的な練習メニューをやってみましょう.
「応用練習」の下の方にある「長文練習」をやってみましょう.
長文練習を難なくこなせるようになればタッチタイピングはほとんどマスター下も同然です.
最初は正確さを,95%くらいまで精度が上がったら少しずつ早く打ってみましょう.
レベル5:タッチタイピングマスター
さて,長文練習までできるようになればもう十分な実力です.
あとはこの腕を落とさないように定期的に練習をするのみ.
日々の練習には「腕試しレベルチェックテスト」がオススメ。
毎週更新されるので飽きずに続けられます。
他の練習法
練習サイトを一通り攻略してしまうと物足りなくなると思います。
飽きてきたら自分の用途に合わせた練習方法を考えてみてもよいでしょう。
ここでは私がタッチタイピングを習得した後の練習方法を紹介します。
英文のタッチタイピング
私は留学経験があるので、英語で文字を起こす必要があったので英文のタイピングも練習していました。
eタイピングにも英文の練習メニューがあるのですが、文章がちょっと残念なので英語の練習サイトをやってみたり、教科書のテキストを写したりして練習しました。
ローマ字入力であれば入力方法は全く変わらないのですが、日本語と違ってSpaceキーやShiftキーを多用することになるので微妙に異なるスキルが求められます。
またプログラミングをする場合も、やはり基本となる言語は英語ですので、こういう機会に英文を入力することに慣れているといいでしょう。
記号・数字のタイピング
記号はなかなか苦手という方も多いかと思います。
アルファベットに比べると使用頻度は少ないですし、ハイフンやカッコは少し指が届きにくい場所にあるので実際打ちにくいです…(私も自分のではないパソコンを使うと少し戸惑うことがあります)。
しかし理系大学生なら記号を多用することになりますので、いずれは記号に慣れておく必要があるといえるでしょう。
同じ理由で数字の入力にも慣れておいた方がいいです。
かく言う私も数字の入力は苦手で、数字のタッチタイピングは無理かも(-_-;)
数字や記号を練習できるメニューもやはりeタイピングにありますので、ぜひ活用してみてください。
長文練習
数千字クラスのタイピングとなると、タイピング練習サイトでは補いきれない部分があります。
実際にレポートなどの長文を編集するときは、いかに自然体で楽にタイピングできるかが重要になってきます。
タイピングに気をとられてしまっては疲れてしまいますし、手元に視線が行くとタイプミスにも気づきづらいので校正の手間が増えます。
私の場合、長文の練習はブログの執筆でした。
個人用ブログでは自分の好きなことを自由に、自分のペースで書けるので他の予定を圧迫しづらいですし、調べものをしながら書いたりするので勉強にもなって一石二鳥です。
タイピングの練習としてブログを書く人はあまりいないと思いますが、長続きする方法かと思います。
ちなみにブログを始めるならはてなブログがオススメです。
宣伝とかではなく、他のブログサービスを使ったうえではてなブログが使いやすいと感じたからです。
まぁこの辺は人の好みにも大きく左右されるので自分に合ったものを、外見なども見ながら決めていくとよいでしょう。
結語
相変わらずの悪筆ですが、実際に私がやってきた練習法をご紹介しました。
先ほども述べた通り、タッチタイピングは一度修得してしまえばそれからはどんな文字入力も練習となります。
最初のハードルは少し高いですが、タッチタイピングができるだけでPCの操作が格段に楽になるはずです。
PC自体に苦手意識を持っている方も多いかと思いますが、ぜひタイピングを通じてPCと仲良くなってほしいと思います!
それでは今回はこの辺で。
【了】